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CGがいい

ef − the first tale.【minori_0001】

かつて震災と大火に見舞われ、一度は焼け落ちた街――音羽。そこは現在、ヨーロッパの童話から飛び出してきたような、美しい街並みとして甦っていた。まるで、忌まわしい災厄の記憶を覆い隠すように……。クリスマスの夜。ひとりの青年が音羽の教会を訪れた。遠い昔に交わした約束を果たすために。彼を出迎える少女。共に過ごした時代を穏やかに語りあう2人。「ずっとふたりで進んでいこうと決めた」「そのはずだった」「なのに、俺たちの手は離れ、違う道を歩いてここに来た」互いが離れていた時間に、なにがあったのか。2人はそれを確認しあう。少女は語る――。 「はじまりは……ちょうど1年前のクリスマスの夜」「扉を開けて入ってきたのは、ひとりの男の子でした」「どこかあなたに似ていて――ええ、懐かしい匂いがしたんです」「だから私は思ったのかもしれません」「ほんの少しだけ、その男の子の物語に関わってみようって」『 ef - the latter tale. 』はこちら── ▼もっとみる
CGがいい

ef − the latter tale.【minori_0002】

かつて震災と大火に見舞われ、一度は焼け落ちた街――音羽。そこは現在、ヨーロッパの童話から飛び出してきたような、美しい街並みとして甦っていた。まるで、忌まわしい災厄の記憶を覆い隠すように……。クリスマスの夜。遠い約束の果てに再会した2人――火村夕と雨宮優子。互いが離れていた空白の時間。それを埋めるため、雨宮優子は自分の関わった2つの物語を語った。そして彼女は、真摯なまなざしで火村に問いかけた。「私も知りたいんです」「私が知らないあなたのことを――教えてほしい」火村は語る――。「彼女がいたから、俺は優子がここで待っているって知ることができた」「直接ってわけじゃないけど。少なくとも、きっかけを作った人間の一人だ」「それに、おまえが話した物語との深い関わりも持っている」「彼女の名前は、新藤千尋」『 ef - the first tale. 』はこちら── ▼もっとみる